ベーカー&マッケンジー法律事務所 弁護士 江口直明による「再生可能エネルギーコラム」

農山漁村再生可能エネルギー法の活用による太陽光発電用地の拡大

ベーカー&マッケンジー法律事務所
弁護士 江口直明
【2014年6月25日】

1. はじめに

2014年5月1日から「農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律(以下「農山漁村再生可能エネルギー法」という。)が施行された。この法律は使いようによっては、荒廃農地の「みなし転用許可」により太陽光発電用地を拡大させる可能性を秘めている。再生利用困難な荒廃農地だけで12.5万ヘクタールある。日本で最小の香川県が18.7万ヘクタールであるからその大きさはかなりの規模である。また、再生利用可能な荒廃農地が14.7万ヘクタールあるが、そのうち生産条件が不利で、相当期間耕作又は耕作若しくは養畜の事業のための採草若しくは家畜の放牧の用に供されず、かつ、当該農地において耕作等を行う者を確保することができないため、今後耕作等の用に供される見込みがない土地もみなし転用許可が可能である。これにより農振法の農用地区域でなければ、第一種農地でも、太陽光発電事業のために農地転用をすることができるようになった。

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