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株式会社藤島建設様

株式会社藤島建設様

地元埼玉県で住宅を建設・販売する藤島建設様。
2016年より環境貢献の一環として岩手県で太陽光発電所を運営。住宅と同じく、発電所にメンテナンスが必要なのは当たり前のこと、と自社発電所開設と同時にソラモニを導入、維持管理を行われています。

導入事業者様情報

企業名 株式会社藤島建設
設立 昭和37年6月(昭和34年5月創業)
所在地 埼玉県川口市
事業内容 住宅・店舗などの総合建築業の設計、施工、監理およびコンサルティング
不動産の売買・仲介・管理
ホームページ http://www.fujishima.co.jp/kensetsu/

ソラモニ導入場所・内容

導入場所 北笹森太陽光発電所(岩手県奥州市丹沢区)
発電開始日 2016年6月2日
発電出力 500kW
敷地面積 9,242㎡
太陽光パネル枚数 2,400枚
導入プラン 固安心パック+点検(5年毎)
契約期間 2016年6月11日~2017年6月30日
株式会社藤島建設 代表取締役社長 佐藤 善之 様

 地元・埼玉県で住宅の建築全般と不動産の売買等を生業とされる株式会社藤島建設様は、2016年6月に、住宅の材料となる木材の調達先・岩手県に、環境貢献の一環として太陽光発電所を開設し、これと同時にオムロンのO&Mサービス「ソラモニ」を導入されました。
 発電所のメンテナンスについては、この発電所の構想が始まった当初より強く必要性を感じていらっしゃり、きちんとした維持管理をしっかり実行して当たり前というお考えをお持ちだったとおっしゃる、藤島建設様の代表取締役社長、佐藤善之様にお話をうかがいます。




O&M(遠隔監視保守サービス)導入の背景

−環境に非常に配慮をされている、ということが御社ホームページからも十分に感じられたのですが、やはりその延長線上に太陽光発電等の再生可能エネルギーに着目されたのでしょうか?

当社は住まいを提供している会社ですが、いわゆるローコストメーカーではありません。品質の確保のために主材料の構造材も間違いのないものを使いますし、私たちの企業活動のすべてがきちっとしていることが大切なのです。自然エネルギーの利用ということにおいて、私どもの住まいではもともと「地中熱」を利用した住宅を提供しておりますが、もっともっと再生可能エネルギーを利用して環境貢献できることはないかと考えた中で太陽光発電は我々でもとりかかれると思い挑戦させていただきました。

−ここ数年、自然エネルギーはブームですが、かなり前から着目されていらしたのですか?

少なくとも私どもが提供している住まいに搭載している「地中熱」を利用した冷暖房給湯システムについては10年以上前から取り組んでいます。地中熱については欧米が先行しているので海外の代理店契約等も行って取り入れようと。木材自体も伐採したら植えるという循環ができることはもちろん、その循環、いわゆる環境貢献がきちんと行われているかを監視することが大切なので、材料の産地がトレーサビリティできる仕組みも20年近く前に岩手県で組み立てました。大地の恵みである「木」を享受している私たちとしては太陽光発電を通じて、岩手で環境貢献するんだ、ということが大事なんです。岩手以外は考えませんでした。

−やはりそうなんですね。岩手から材料の木を取り寄せてらっしゃるとありましたので。昔から岩手の木を?

もう20年近く前から岩手と付き合っているおかげで、私は「希望郷いわて文化大使」を知事から委嘱されています。そんなことも含め環境活動するんだったら岩手県に貢献すると決めていました。

会社のスタッフからみたらただの収益活動に見られてしまいます。会社の活動には正しい理念があり、そのすべてにストーリーがなければいけないと思います。もちろん損失が出てはいけないのですが、収益は少なめでもいい、ということで土地は岩手で探そう、と。木をとっている山だとか森だとかでできれば良かったけれど、そこはさすがにできないような場所ですから、少し離れるけど奥州で、ということでやっています。

北笹森太陽光発電所(岩手県奥州市)

−では、発電所を運営する中で、維持管理をしなければ、という発想は当初よりお持ちでしたか?
大前提として、オムロンさん含めてどちらかにお願いしなければいけない、と思っていました。当社では住まいを提供していますが、住まいも維持管理は必要ですから、それと同じ。先ほどお話ししましたが、木を育てて切って材木で使っていますが、これだって植林してから伐採するまで維持管理しないでいいわけではないですよね?下草は刈らないといけないし、間伐もしないとけない。当然、太陽光発電を行うにも、どちらかで発電所の状況をみてもらわなければいかんな、という思いは最初から持っていました。逆に維持管理をしないなんて考え、あるんですか?

−太陽光発電はメンテナンスフリーです、というイメージが先行していました。現にそのせいで、全く維持管理を行わずに太陽光発電所を運営されている事業者様も少なくないんです。

それはないですね。機械なんですから故障するのは当然ですし、メンテナンスに費用を投じるのは言ってみれば保険のようなものです。何もなければそれは無駄な費用になるかもしれませんけど、何かあったときのためですから、それはもう割り切って。それと故障したとき、すぐに文句を言える先があって欲しい。『オムロンさん、どうなってるの?!』ってね(笑)。

株式会社藤島建設 代表取締役社長 佐藤 善之 様

−当たり前のこととして、ものを入れたら維持管理を必ずしましょう、 っていうお考えをお持ちだった、ということですね。

そうです。最初からシミュレーションをしていましたし、維持管理を予定せずにシミュレーションはできません。先ほども言いましたが、機械ですから故障しますし、20年って長いスパンの事業ですから、それを成功させるために、放置して良いわけがないですよね。もっと成功への確度を上げるためには(維持管理を)やっておいたほうがいいわけですよね。精度を上げるためには、若干のコストは仕方がないですよね。まあ、若干かどうかわかりませんけど。(笑)

オムロンのソラモニを選んだ経緯

−維持管理に対し、最初からそのようなお考えだったということは、それをどこに依頼するか、あるいは、どのような管理を望むか、というようなお考えはお持ちでしたか?

発電所の設計・施工を依頼した会社に維持管理の相談をしました。太陽光発電事業は20年という長い期間の事業です。まずは20年先もきちんと存続している会社でなければ、ということです。ちゃんとしたところを探してください、とお願いしたところ、オムロンさんとあと数社を探してくれたんです。オムロンさんと言えば、全国誰でも知っている名前です。オムロンさんが潰れるぐらいなら、その前にウチが潰れてますよ。だからここなら間違いないだろうということで、決めました。他にも候補の会社はありましたし、見積もりもしました。その中には安いところもありましたけど、トータル的にオムロンさんを選んだということですね。

−比較されてその中から選ばれたということですが、決定したポイントはやはり今お話いただいた、会社の“信頼性“のようなものだったのですか?

総合的に見てですね。相談した会社の担当者から『コストは決して安いとは言えないけど会社としてしっかりしているし、安心できるんじゃないか』ということで決定しました。もちろん少しでも安いほうが良いというのは本音としてあります。しかしながら、私たちの住宅業界でも品質と価格は概ね一致するのです。住まいと同じように何十年という長い時間を共にするのですから価格だけで判断するのではなくバランスをとりながらってことですよね。

ソラモニに対する評価

−現在ソラモニを入れていただいて、そろそろ1年になるんですけれど、率直なご感想をおきかせください。導入したO&Mサービス、オムロンの「ソラモニ」を実際にお使いになってどうお感じになっていますか?

監視していて良いことは、晴れている日は(発電量を)見ようかっていうテンションがあがる。それは嬉しいですよね。こんなに離れていたって毎日のように発電量などの状況を見ようと思えば見られるわけですし、導入当初は毎日見ていました。すぐに見られるようにスマホのTOP画面にアイコン(ソラモニのWEBの)を置いていますからね。

−そういう方は多いです。

そうでしょうね。それぐらい活用しようとしていますからね。電車などに乗っていて時間のある時は、ピピッと見ちゃいます。発電所にはもちろんカメラもついていますから、カメラとソラモニの数値を見比べてあっているかどうか確認もします。ソラモニの画面はぐるぐる動いていますから。これって果たして本当かな、と(笑)。また、全然動いていないな、という時にカメラで見ると雪が積もっていたり。そういうことから、ああオムロンさんのこれはいい加減じゃないんだな、と。ソラモニの反応とカメラの映像は合ってるなと(笑)。

ソラモニ

−今まで監視をしていて、冬は落ちるね、っていうお話以外に、大きな発電異常等のご経験はありますか?

それはないです。稼動開始の本当に初期に少しおかしい時はありましたが、それ以降1年間、異常と呼べるような事象は1度もないです。だから(メンテナンス料金は)無駄です(笑)。でも、無駄になったほうが良いってことなんです。本当に異常が起きて、収益がひどく落ち込んだりするほうがよほど問題なんですから。そう考えればこれから20年間、無駄なことにお金を払っているほうが良いんだと思いますよ。いい意味でね。

−なるほど。では、今後こうしていきたい、とかあるいは何か課題のようなものをお持ちですか?

特にありませんね。というのは、もう満足していますし、逆に我々が何かをリクエストするというよりも、オムロンさんが何か付加価値をつけて追加契約を迫ってくるのでしょうけど(笑)、それに見合うものならどんどんやるべきだと思っていますし、提案してもらえればいいんじゃないですかね?今はもう満足していますから、当社から、これをしろ、何をしろ、というのは特にないですね。

今後の取り組み・展望

−今後会社として、自然エネルギー等、社会や環境に対する貢献を目に見えて行っていく等はお考えですか?

まず、現状のような太陽光発電(FIT)については考えていません。ひとつで十分だと思っています。ただ、具体的にはまだ企業秘密なのでお話しできませんが、別の再生可能エネルギーの利用を地域を巻き込んですでに仕掛けています。
−では事業のほうも、埼玉県に非常にこだわられ、地域密着でされていると思いますが、今後もそのこだわりは継続されますか?
住宅だって建てて終わりではないんです。ずっとメンテナンスが必要なんです。今のオムロンさんじゃないですけれど。住宅の場合、肝心なのは、メンテナンスって「人」だと思うんです。できれば10年後も20年後も同じ営業担当者、同じ現場監督、あるいは同じ人が面倒みてくれたほうがお客様だっていいじゃないですか?例えば、建てた二年後にもう監督もいない、営業もいない、としたらそれでいいのかな、と。そういった意味では、当社は未だに30年・40年前のお客様が普通にお問い合わせしてくれてます。

−それはすごいですね。

もちろん担当が全員いるわけではないですよ。定年がありますから。もともと先ほどお話ししたような理念やストーリーを持った事業展開をしているので離職者はおかげさまで極めて少ないのが当社の特徴でもあります。現在、点検・メンテナンスの受付をしている女性スタッフはもう勤続35年ぐらい、かな。35年前に住宅を建てたお客様たちのことが普通に頭に入っていて、○○さんはこうだから、というかたちでケアできたり。これはお客様にとっても嬉しいわけです。

−たしかにそれはすごいメリットですね。

そういうスタイルを続けていくためには、全国規模になってはいけないのかなぁ、と。それと今、基本的にはすべてのお客様に、私自身が会っています。やはり家を建てるって命がけなんです。それなのに責任者が会いにいかないっておかしな話だと思っているので、そのためには埼玉で、この地元で、ある程度の棟数しかできない。それともうひとつは腕の良い職人さんの確保です。住まいを造る職人は私たち住宅会社の品質の要なのです。全国規模にしたらどうやって良い職人さんを確保するのか、それだけ多くの職人をトップの私がすべて見極めることもできない。そういった意味で、なかなか埼玉の外には出られない。と、ここまでがかっこいい理由。かっこ悪い理由はそんなに(全国規模でやれるほど)能力がないんです(笑)。

−しかしそれは、会社の事業側からみたら高品質ゆえに安定しているということですよね。

よく言えば安定。悪く言えば成長していない(笑)。どうあれ、仕事をきっちりやっていけばいいのかな、と。将来の我々の競合って他の工務店ではなく3Dプリンターだと思いませんか?3Dプリンターで家も創れるようになっちゃう。だからまずは事業的にも、そして環境貢献に関しても、新しいことを仕掛けていかないと、って頑張っているんです。

ご要望事項の実現

オムロン フィールドエンジニアリング 株式会社 エネルギーマネジメント事業本部 EM特販課 営業担当 池川忠行

藤島建設様には、2015年12月にいただいた当社ホームページへのお問い合わせをきっかけに、O&Mサービス『ソラモニ』のサービス詳細とお見積りを提示し、2016年3月、社長様に直接提案の機会をいただくことができました。
その後もサービス内容と価格打ち合わせを継続し、『ソラモニ』サービスの「初年度の点検」と「安心パック」をご採用いただきました。
藤島建設様は当初より「太陽光発電の維持・管理は必須」とのお考えをお持ちで、「20年にわたる長期であっても安心してサービスの提供を依頼できる会社」との観点から、複数社より当社を選んでいただきました。心より感謝しております。
これからも、よりご満足・ご安心いただける太陽光発電のO&Mサービスを提供してまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

オムロン フィールドエンジニアリング 株式会社
エネルギーマネジメント事業本部 EM特販課 営業担当
池川忠行