「発電異常」を引き起こすトラブルとは?

太陽光発電の「発電異常」を引き起こすトラブルの代表例

FITを活用した太陽光発電システムは、20年という長期に渡っての安定稼動が求められます。経年劣化による不具合や故障はもちろん、環境の変化によるさまざまなトラブルが起こってくることでしょう。そのような中で安定した発電量と売電収入を得るためには発生するトラブルを早期発見し、発電量の低下や事故をできる限り未然に防ぐことが必須なのです。

異常発生・要因分析・技術サポート(事例)

オムロン フィールドエンジニアリングのO&Mサービス「ソラモニ」を導入している数々の発電所で検知した発電異常。
きちんと発電していると思っていても、見つかりにくい発電異常や気づかぬ発電ロスに見舞われていた!?なんていうこともあるのです。そのような異常の事例をご紹介します。

異常事例
徐々におこった出力低下、その要因は?

地域:九州

◆発見状況

発見状況

地上に設置した太陽光モジュール全体の中の、ある一角においてのみ、徐々に発電出力が徐々に低下する現象が、春になって見られるようになった。

冬にはこの現象は起きておらず、分析ツールにより異常を過去のデータ・現場状況データ等と照らし合わせて解析。
機器の故障もなく、現地周辺に日射をさえぎる建物などもない。

◆現地調査

現地調査

出力低下が見られたあたりを現地調査したところ、その一角に、フェンスを隔てて立木があった。
しかしこの木の影はパネルに直接かかっていない。にもかかわらず、計測器(IV トレーサ)で計測すると、この一角の値が確実に低くなっていることを確認した。

直接の影にもなっていないのに発電ロスってどういうこと?

この異常のキーワード:散乱日射

この一角で、発電ロスにつながるものがあるとすれば、この立木以外に考えにくい。
しかし直接の影になってはいない。ただし調査の結果では確かに出力低下が起きていた。
いったいなぜ?こういうことってよくあるのか?

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