お客様はもちろん、他社では見つけられない異常を見つけるのが
私たちヘルプデスクの使命であり、ソラモニのサービスの「肝」ですね
「ソラモニ」ヘルプデスク
オムロン フィールドエンジニアリング株式会社
エネルギーマネジメント事業本部
EM商品サービス部 EMサービス課
現在「ソラモニ」によるO&Mサービスでヘルプデスクが監視している発電所は、低圧・高圧合わせて、およそ1,700サイトにのぼります。弊社が運営する太陽光発電の見守りサービス「ソラモニ」のヘルプデスクは、開設当初からさまざまな異常事象を経験し、そのひとつひとつを蓄積し続けています。
「機械で検知できるアラート・異常」は他社でも実施しています。私たちも機械での監視はもちろん行っていますが、それだけではなく「人の目で確認する」「人が判断する」という、言うなれば「ダブルチェック」が太陽光発電の監視には必須だと思っています。「機械で検知できる」ものは実際にどこでも(=他社でも)できていますし、料金も比較的安くできる場合もありますし、それによって発電所に何らかの問題が起きていることも特定できるのも確かです。
基本的に何か障害が起きたら、自然に復旧することはほとんどありません
例えば季節要因。太陽の高度が下がってくるとそれだけ影がかかる可能性が増えます。建造物であったり送電線であったり、あるいは鉄塔であったり。夏場よりも冬の方が太陽の高度が低いため影がかかりやすい。そういった季節ごとの要因に対し「この発電所はこういう特徴がある」とか「この発電所は冬にはこういった問題がある」だとか、「発電所ごとのクセ」のようなところの見極めも必要なのです。発電所ごとに特徴があるというのはだいたい把握しています。
たとえば異常を示すアラートが出やすい発電所もあれば、全く出ない発電所もあります。これについてはアラートごとに発電量のデータなどを確認し、アラートが本当に「発電異常」なのか、対応が必要なものなのか、というのも把握しています。
また、天候的要因。雨の日は発電しない、という認識は間違いです。少々の雨なら発電はします。そもそも雨で発電しないというのはかなり真っ暗な状態のことです。黒い雲が濃く立ち込めているというような状況でない限り、発電停止にはなりません。ですから全国的に雨が降っている時にアラートが出たら、天候以外の原因がないかどうかを確認します。
「ソラモニ」サービスの優位性は、このように機械がアラートを出す以外の「発電異常」を見つけることができる、というところに主眼を置いていることです。これは弊社の標準であり、他社には真似のできないサービスだと思っています。
発電量の増減が本当に妥当なのかを突き詰めていくのも「ソラモニ」のサービスだけ
私たちヘルプデスク、「ソラモニ」の監視サービスにおいては発電量の増減が本当に妥当なのかを突き詰めていきます。恐らく他社ではここまではしていないと思います。最終的には「妥当な発電量」を得られているかどうか、ということがポイントとなります。その観点に置いては私たちが行っている『人の目による分析』というのが非常に有効だと思います。私たちヘルプデスクのスタッフは太陽光発電所の発電設備の設計・施工訓練を受けていますので発電設備そのものよくわかっていますし、電気関係の資格も持っています。単純に「監視人員をおいています」ではなく、監視人員全員が技術者で資格を有し、現場のこともよくわかっている。これは大きな強みだと思います。そういう私たちが、発電量の数値以外のものについても細かく見ていますし、いつ、何が、起きたか?を検知していますので、その事象を加味して「監視」のサービスを提供しています。一般的な監視のみではなく、実際には本当にさまざまな要因を加味して、それを実際に分析して報告できるというのが強みであり、特長だと思っていますね。
メンテナンスを全く行わずに「発電量」をキープできる
・・・なんていう、うまい話はないですね。
一般的には実際の発電量が、事前の計画値を超えていれば、お客様としては満足される場合が多いです。しかし私たちは計画値をクリアしさえすればそれで良いということではなく、計画値よりももっと多くの発電量をできる限り長期に渡り維持できるような仕組みをつくっていきたいと考えてサービスを提供しています。メンテナンスを全く行わずに発電量をキープできる・・・というようなうまい話はありませんから。保守に費用を投じて、計画値を超える発電量をキープする。そのように有効なコストのかけ方を提案することも視野に入れていかなければ、と。
発電所の長期安定稼働は、特にPPA事業者様ならみなさまが望むことでしょう。そのためにオムロンの「ソラモニ」があるのです。現在ご利用中の監視サービスに満足せずに、妥当な発電量をキープできているのかを見極め、それができる運用・監視・保守のサービス「ソラモニ」のメリットを知って頂きたいと思っています。そのために私たちはケーススタディと分析によるノウハウの蓄積を行い続けます。