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Capacity Market 容量市場
日本における電力安定供給の実現にご協力ください
容量市場に参加するメリット
- ・電力ひっ迫時に使用する電力を抑制し、日本の電力安定供給に貢献可能
- ・貴社の発電リソースを新たな収入源にすることが可能
『容量市場』とは
日本における電力の市場は、電気の価値を細分化した上で、それぞれの価値を取引できるように整備されています。その中で「容量市場」とは、将来必要となる電力が安定的に供給できるように、電力供給力(kW:発電することができる能力)を取引する市場です。
(*)上図は電源を想定して記載しているが、ネガワット等は需要制御によって同等の価値を生み出すことが可能。
(**)環境価値は非化石価値に加えて、それに付随する様々な価値を包含した価値を指す。
2021年3月26日付 資源エネルギー庁資料「容量市場の見直しに向けた検討状況」を元に弊社作成
『容量市場』の仕組み
「容量市場」では、4年後に必要と想定される電気の量(需要)に相当する供給力(kW)を、日本全国の発電所を対象に、実際に電気を使用する年(実需給年度)の4年前に、オークション方式で一括して確保します。このオークションは毎年、電力広域的運営推進機関(OCCTO)が開催しています。
「容量市場」のオークションに応札できるのは、発電所などを所有している発電事業者様をはじめさまざまな電源が対象となります。応札した事業者様は、オークションで落札した場合、4年後に電力供給力を提供することでその対価(容量確保契約金額)を受け取ることができます。
2021年5月 電力広域的運営推進機関「容量市場の概要について」説明会資料より抜粋
貴社の設備をオムロン フィールドエンジニアリングがアグリゲートします
具体的に何をするのか
電力網における電力逼迫時(発動指令時)にお客様の需要電力を減らすことで協力して頂きます。
発動指令時に需要電力を下げていただくため「発動指令電源」と呼ばれ、使用電力を減らす手段としては、以下にある「活用できるリソース例」が該当します。
発動指令電源
発動指令時に平時より需要量を減らすことが必要 ※ベースロード運転しているコージェネレーションシステム等は利用不可
●活用できるリソース例
弊社はアグリゲーターとして貴社の電力供給力を束ね、配送電事業者に供出します。
実際のフロー
容量市場Q&A
- 容量市場参加のための要件はありますか?
- 100kW程度以上の需要抑制が期待できる設備の保有が目安となります。
自家発電設備や蓄電設備、設備の負荷抑制によりご参加いただきますのでお問い合わせフォームに必要事項をご記入の上お問い合わせください。
- 参加するにあたってどのような情報の提供が必要ですか?
- 単線結線図や需要抑制のための設備情報をご提供いただきます。
- いつから容量市場に参加できますか?
- 容量市場は4年後の供給力を集める市場のため、最短で2025年度からのご参加となります。
東北電力、東京電力、中部電力、関西電力管轄エリア以外は2026年度以降の参加を予定しております。
- 容量市場参加のために費用は掛かりますか?
- 参加のための計測器を設置させていただきますが、基本的にお客様に費用を負担いただくことはありません。
- 具体的にどのような対応が必要ですか?
- 発動指令を3時間前までに通知しますので、指定の時間になりましたら設備を操作し需要の抑制へのご協力をお願いします。(最大3時間連続)発動指令は最大年間12回通知する可能性がございます。
- 容量市場参加の報酬はどの程度でしょうか?
- 容量市場の入札結果や、需要抑制対象設備、その利用状況により報酬を算出しますので別途ご案内いたします。
- 容量市場に参加し契約通りに需要抑制ができない場合にペナルティはありますか?
- 需要抑制の実績に応じて報酬をお支払いいたしますので報酬の額が変動することがありますが、お客様にペナルティはございません。
日本の電力の安定のために、ぜひ「容量市場」にご参加ください
たとえばご参加いただく設備が小規模であっても当社が集約(アグリゲート)することでご参加いただけるのが「容量市場」です。そして貴社は、貴社の発電リソース等を活用し、収入を得ていただくこと、また、電力逼迫時にkWを提供し電力の安定供給や低価格化に貢献していただくことが可能なのです。
容量市場にご興味をお持ちのお客様、もっと詳しい説明がききたい、またはご質問などをお持ちのお客様は当社までお気軽にお問い合わせください。