施主様情報
企業名 | 不二サッシ株式会社 |
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設立 | 昭和5年7月 |
本社所在地 | 神奈川県川崎市 |
事業内容 | ビル建材事業/リニューアル事業/住宅建材事業/アルミ形材・加工品事業・新素材開発/環境エンジニアリング事業/ユニットハウス・防災関連商品/海外事業 |
URL | http://www.fujisash.co.jp/ |
太陽光発電システム
導入場所 | 不二サッシ株式会社 千葉工場(千葉県 市原市) |
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発電容量 | 1,376kW(327W×4,208枚) |
施工内容 |
屋根塗装・カバー改修後、太陽光発電設備の施工・導入 ■モジュール:サンパワー社/単結晶シリコンタイプ ■パワーコンディショナ:東芝三菱電機産業システム(TMEIC)社 |
設置方式 | ハゼ式折板屋根/直付け金具工法 |
施工期間 | ハゼ式折板屋根/直付け金具工法 |
施工期間 | 約4か月(2013年12月~2014年3月) |
竣工(連系開始) | 2014年3月28日 |
活用した制度等 |
・太陽光発電の固定資産税軽減措置 ・リースによる事業収支最大化 |
遠隔監視保守サービス【O&Mサービス】
ご契約内容 | 太陽光発電 遠隔監視保守サービス『ソラモニⅡ』 |
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サービス内容 | 安心パック及び定期点検サービス(フルパック) |
千葉県市原市内では初となる屋根設置メガソーラー発電所
導入検討のきっかけ/課題
外山取締役:当社の生産工場では、アルミからサッシを製造する工程で非常に多くの電力を消費します。このことはCO2排出量が多大だ、という事を意味します。そこで、当社グループの環境方針に掲げている環境負荷低減(CO2削減)の実現に向けて、自然環境を利用した新商品の開発や、エネルギー原単位改善のための合理化活動(3R、省エネ設備導入、生産性向上)をグループ全体で推進しています。そこから更に地球環境や社会に貢献できないかと考え、太陽光発電システム導入が有効だと考えました。
しかし、設置を予定していた建物は完成から40年以上経過しており、老朽化が課題でした。現在の建築基準法に照らし合わせても問題がないことが明確になるまでは導入には踏み切れないと考えていました。
石堂取締役:2014年度から2016年度までの中期経営計画『躍進』の中で、「強靭な事業システムの構築」を掲げています。その中で、更に環境を意識したビジネスを展開するとしております。事業基盤の基軸は、メーカーである以上生産現場にあります。老朽化した設備を高効率設備に更新することにより環境負荷低減の実現と同時に、生産環境の向上と社員の安心安全を確保できます。
その延長線上として、災害時や緊急時に飲料水の確保するという側面から地下水を濾過し飲料水にするシステムを導入しました。このことにより、千葉県市原市とも協定を結び、災害時には地元の皆様も飲料水を利用してもらう仕組みを構築しました。太陽光発電事業は、事業継続の側面と同時に環境負荷低減という形で地元に還元できる価値ある事業と判断しました。
導入の決め手
石堂取締役:企業である以上、事業採算性が担保されているか否かは重要なファクターの一つとなります。20年以上の長期事業のなかで、日々の発電状態を遠隔監視システムと保守サービスが一体となった「ソラモニ」の存在によって、しっかりとリスクマネジメントできる点も評価できました。
また、オムロンFEは鉄道、空港、金融機関への設置工事、保守業務を長年提供し、豊富な実績がある点は信頼と安心感がありました。
外山取締役:太陽光発電システムの遠隔監視保守サービスでは、売電ロスを接続箱単位で監視・発見できる仕様で不具合を早期発見出来る仕様だった点や、千葉事業所は重塩害地域に立地している点を考慮し、パネルはもちろんのこと、接続箱や集電箱など耐塩仕様のステンレス製を提案するなど、内容がきめ細やかな点、また、物的損害リスクや利益損害リスクに備えた最適な保険の提案など、あらゆることを想定した提案内容が評価できました。
さらに、ベンダーフリーの立場から複数のメーカーを同時に比較できる提案内容によって、当社が採用すべきメーカーのメリット、デメリットを把握したうえで選定できました。
導入効果
外山取締役:事前に発電シュミレーションを作成いただいたのですが、予測値を上回った発電量で推移していますので手ごたえを感じています。 当社は売電事業で収益を上げる事が目的ではなく、あくまでも製造過程で多くの電力を消費するエネルギーが再生可能エネルギーによる発電によって環境負荷低減に貢献できている点が導入の効果として捉えています。
石堂取締役:千葉事業所は、アルミの鋳造から始まり、押出、電解、加工、組立と同敷地内でのアルミサッシの一貫生産を行っております。また、東洋一のカーテンウォール(ビル外壁)室内実験設備を有していますので、ビルオーナー様や、デベロッパー、ゼネコンなど多くの方が視察、見学に訪れます。また、定期的に市原市の小学生から高校生まで社会見学の場として工場を公開しています。 従来の施設、設備のご案内に加えて、太陽光発電モニターで発電の様子や地下水濾過装置をご覧になって頂いた際に非常に興味を持っていただけています。当社がCSR活動を積極的に行っていることをご紹介できる良い環境が整ったと感じています。
今後の展望
外山取締役:今回の取り組みを活かすべく、太陽光発電システムについてはグループ企業への導入を検討しており、不二サッシグループをあげて環境負荷低減に貢献していきます。
石堂取締役:グループ全体として環境負荷量低減目標がありますので、エネルギー効率の高い最新設備の導入を視野に入れています。いかに計画的に課題に取り組んでいくか、オムロンFEに様々な提案をいただいておりますので、エネルギー量削減に向けて積極的に取り組んでいく予定です。
ご提案内容
- 【収益】売電額の最大化
- 設備投資サポート(リースによる収支最大化の実現)
売電額最大化(発電量最大化の実現) - 【アフターフォロー】売電機会損失の最小化
- 遠隔監視システムによる自動異常検知(発電量異常の早期発見と不具合箇所の特定)
コールセンターと全国のサービス拠点の連携による復旧対応(不具合箇所の早期復旧) - 【品質】20年間の安心サポート
- 遠隔監視保守サービスによる発電事業運営サポート
厳しい設備環境を想定した発電システム(重塩害使用)
保険サービス(保険を活用したリスクヘッジ等)