施工主様情報
施設名 | 新田ゼラチン株式会社 |
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設立 | 1945年(昭和20年)2月 |
本社所在地 | 大阪府八尾市 |
事業内容 | 動物の骨や皮、魚の鱗や皮に含まれるコラーゲンを原料とした関連製品の製造・販売 ゼラチン、コラーゲンペプチド、バイオメディカル関連製品食品材料など |
ホームページ | https://www.nitta-gelatin.co.jp/ja/index.html |
施工内容
施工場所 | 本社・大阪工場 新棟 屋根上 |
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施工内容 | 自家消費型太陽光発電システムの導入/モジュール出力:217.28kW、PCS出力:154.95kW ※4.95kWPCSに自立運転出力搭載、これにより停電時の利用が可能。 |
施工期間 | 2022年8月~9月 |
活用した補助金 | 令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 (ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業) |
1918年(大正7年)1月の創業からすでに100年以上を数える新田ゼラチン株式会社様。畜産業や水産業の副産物であるコラーゲン素材を活かし、食品や健康・美容及び医療の分野へと有益なタンパク質を供給し、より豊かな生活の実現と、人々の健康寿命の延伸に寄与することを目標としています。「愛と信(まこと)を基盤とし、最高の技術と最大の活力により、社業を発展させ、もって社会に貢献し、希望ある人生をきずこう。」という社是を基に、持続的、安定的成長、すなわち企業価値の向上を目指される企業です。
導入までの背景 / 課題
新田ゼラチン株式会社様は、サステナビリティ方針の中の環境分野において「社会、地域そしてグループで働く全ての人々のために、環境、健康、安全に配慮した事業活動を行い、持続的発展が可能な社会の実現に貢献すること」を掲げられ、生産活動による環境への影響を抑えるように目標を定め、CO2排出量はもちろん、水使用の削減、廃棄物リサイクルおよび廃棄物埋立量の削減等、環境負荷低減に積極的に取り組まれています。そのような中、旗艦事業所でありカーボンニュートラルに向けた取り組みを積極的に行う大阪工場において、バイオメディカル製品の研究・開発・生産機能ならびに全事業部門の研究・開発機能を集約し新事業につながる製品の創出を図るために建設した新棟「みらい館」の屋根上に太陽光発電設備を導入しました。
期待する効果
(1)太陽光発電により発電した電力の自家消費によるCO2排出量削減効果
新田ゼラチン株式会社様では、土・日・祝日を含め、日中夜間ともほぼ1年中、一定規模の電力を使用されており、今回導入した太陽光発電システムによる発電電力を余らせることなく概ね全量を自家消費することが可能なため、CO2排出量削減効果を最大限発揮できます。
(2)災害停電時における事業継続(BCP)への貢献
パワーコンディショナーに搭載された自立運転機能を活用し、停電発生時も操業に必要な情報収集や社内外との通信等を行うための電力確保を実現できます。
(3)遮熱効果によるCO2排出量の削減
新棟の折板屋根へ太陽光パネルを設置したことにより見込まれる遮熱効果によって、空調利用の負荷が軽減されるため、更なるCO2排出量削減が期待できます。
太陽光発電の導入に伴う購入電力の削減により、CO2排出量で113t-CO2/年(初年度)の削減が期待できます。